日本衛生学会学術総会発表

福岡大学医学部と共同で開発した,触覚マップゲームを悲嘆ケアに応用した事例を第88回日本衛生学会学術総会でポスター発表.

伊藤惠子(東京逓信病院), 守山正樹(日本赤十字九州国際看護大学), 鎌田幹夫, 悲嘆体験のわかちあいを支える市民ボランティアの双方向的養成. 第88回日本衛生学会学術総会 P1-64 In 東京工科大学蒲田キャンパス (2018/3/23).

東日本大震災を契機に,死因を問わず,地域社会での悲嘆ケアの重要性がクローズアップされた.震災前から宮城県内で活動しているボランティア団体において,報告者らは悲嘆のわかちあいを支える市民ボランティアの養成について,共に検討を重ねてきた.従来のわかちあいの会でファシリテーター役(以下,Faと略す)を担ってきたボランティアの,体験や思考を可視化し,Fa養成の基礎資料とすることを目指した.共同研究者の守山,鎌田らが開発・発展させてきた「触覚を用いた生活マップ」を,悲嘆ケアのボランティア用に開発,応用した.