Publication List

Collaboration
  • 守山正樹, 伊藤惠子, 鎌田幹夫, 高橋恵子, 触覚から生活やリフレクション・ワークの感情を振り返る 開発と試行. 日本衛生学会学術総会 (名古屋大学), 2019/2/2, P1-63.
  • 守山正樹, 伊藤惠子, 鎌田幹夫, 高橋恵子, 触覚から生活や感情を振り返る;リフレクションの演習方法開発と試行 Tactile Group Work Procedures to Reflect Life and Emotion, Development and Trial. 感性と対話 (ウェルビーイング附属研究所), vol.1, no. 2 (2018) 7–22.

気持ちを伝える触覚ワークの内容を報告したもの.

東日本大震災を契機に,死因を問わず,地域社会での悲嘆ケアの重要性がクローズアップされた.震災前から宮城県内で活動しているボランティア団体において,報告者らは悲嘆のわかちあいを支える市民ボランティアの養成について,共に検討を重ねてきた.従来のわかちあいの会でファシリテーター役(以下,Faと略す)を担ってきたボランティアの,体験や思考を可視化し,Fa養成の基礎資料とすることを目指した.共同研究者の守山,鎌田らが開発・発展させてきた「触覚を用いた生活マップ」を,悲嘆ケアのボランティア用に開発,応用した.

厚生労働科学研究:「食品の安全についての普及啓発のためのツールおよびプログラムの開発に関する研究」にて福岡大学医学部公衆衛生学教室と共同で開発した「食品カードゲームの実験的評価」に関する論文(Kamada, Moriyama & Iwai, 2013)が評価され,これに関連したテーマについてハンドブックの一章の執筆を担当(Chapter 20, PART V PROMOTING HEALTHY DIETARY HABITS).本ゲームの本質的特性について考察し,そのフレームワーク,ゲームモデル,ゲーム成立条件,発展可能性について詳細に記述している.
本ゲームは,そのゴールが「内省とその結果であるmap(該当テーマについてその人の考え方を集約したもの)を完成させる」というユニークなものであり,作成されたmapは凝縮されたCommunication Messageであるため,プレーヤ間の深く効果的なCommunicationを誘発することが出来る.従来のGameやGamificationにおいてはCompetitionがその本質的要素であることが殆どであるが,本ゲームではこの要素は少なく,むしろCommunicationがゲームをドライブする要因となっている.従来のGame ModelにこのCommunication要素を加えたモデルを示し,将来のGamificationにおいてCompetitionとCommunicationの融合が重要であることを主張した.また,CommunicationそのものがGame的要素をもっていることも指摘している.

子どもを対象とした「食育と食のリスクコミュニケーションに向けた学習支援プログラム」を開発.トランプに類似したルールのゲーム形式なので,誰でもすぐに遊び・学ぶことができる.
学校給食のデータベースから,標準的な食品44種を選び,計60枚のカードを準備した(ご飯など良く食べる食品は,同じカードが複数枚有).ランダム に配られた手札7枚から出発し,場札や捨札との交換によって自分が良く食べる食品カードを集めていくゲームである.一つ一つのカードを捨てたり拾ったりすること で,自然に食生活に関する会話がはずんでいく.自分の食生活を振り返えると同時に,他の参加者の食生活やそれに対する考え方を知ることが出来る.
このゲームの効果を検証するために,132人の小学校5年生を対象とした評価実験を行いました.対照条件の2次元マッピング法による食のリスク学習プログラムと比較して,「楽しい」「満足した」において,高スコアを得ることができた.

  • 鎌田幹夫, 感情の科学 お互いを深く知り合って強固なチームを作る, 2011, ファーストナビ (Dreamgate)

Vol.1 意思決定における非合理性
Vol.2 意思決定と感情
Vol.3 互いを理解し合うプロセス

Mediated Communication

3D Virtual空間におけるavatarによるcommunication(文字chat )において,avatarに感情表現を与えることにより,communicationにおいてより”気持ちが伝わる”ことを実験により検証.さらに,感情表現により,文字chat communicationも盛 んになることを見出した.歴史的にみても,電子メールや文字chatに使われるtextほど純粋なverbal情報はない.本研究の感情表現channelは一例に過ぎないが,verbal情報に偏りがちなtext communicationにおいて,non-verbal channelは本質的に求められるべきのであると考える.(^^)などのemoticonが,自発的に発生したことも,その証拠の一つと考えられる.

本研究において,communication messageは”ランプが光る”という信号のみである.しかし,その信号が,親しい相手からのmessageであると思うだけで,その光の印象は変化する.communicationにおいて受け手のimaginationが如何に重要であるかを実証したものであり,mediated communicationの本質的ありように大きなヒントを投げかけるものである.

International Co-operation

Papua New Guineaの全土電力普及率は10%程度である.その環境の中で,SONYとJICAは,テレビ放送を利用した遠隔教育プロジェクトを推進した.ここに,教育効果や費用対効果分析を含むプロジェクトの全容を記す.土に裸足という教室でみた生徒と先生の真摯なやりとりは,教育の原点というものを感じさせる.また,真夜中の月明かりのなかを,音もなくすべり動いていくカヌーを眺めていると,先進と呼ばれている国のライフスタイルを考え直さざるを得ない.

  • Kamada, M., Cost-Effectiveness Analysis of TV-class lesson for whole PNG EDUCATION, the final workshop on JICA-SONY PARTNERSHIP PROJECT: Papua New Guinea Distance Education by Utilizing Live Recording of Classroom, Port Moresby, PNG, Nov.29-30, 2004.

本報告は,JICAの評価報告書において,以下のように引用されている.

独立行政法人 国際協力機構 人間開発部, パプアニューギニア国 テレビ番組による授業改善計画実施協議報告書(2007 年)
第4章 評価結果 / 4-2 成果の達成状況 /(5)成果 5 の達成状況
成果5「Technical (and administrative) feasibility of distance education utilizing live classroom recording is identified」
(モデル授業方式の遠隔教育に関する管理運営および技術的な実現可能性が確認される)
活動5-1. To analyze the technical and administrative feasibility of distance education by transmitting live classroom recordings
(モデル授業方式の遠隔教育に関する管理運営および技術的な実現可能性の分析)
活動6-1. To hold the final seminar
(総合的なプロジェクトの成果を確認するためのセミナーの実施)

ソニー㈱は、独自に質問状、聞き取り調査、定量分析を実施し、当該事業の費用効果分析を行った 19。その結果、ライブ授業方式の実施形態やパイロット校教員や学生に対する直接的な教育効果が十分確認でき、費用対効果は十分に高いことを報告している。地元コミュニティとの関係が改善したことなど社会的な効果があることも確認した。
また、2004 年11 月29 日・30 日の両日にわたって、本プロジェクトの直接の関係者が100 名以上一堂に会して総合評価に関するセミナーが開催され、各参加者代表がこれまでの本プロジェクトの成果と今後の課題等を報告した。彼らも上記のソニーによる分析と同様の成果を報告しており、今回の終了時評価で実施した各種調査分析結果とも整合している。これらの活動の結果から、成果5 は達成されたと考えられる。
19 Dr. Mikio Kamada, Cost-Effectiveness of TV-class lessons for whole PNG education, SONY Corporation, November 29-30, POM/PNG

Brisbaneで行われた国際協力NPOの会合で,Papua New Guineaのプロジェクトを紹介.ただお金を投資するという国際協力の時代は終わり,現地の人の参加をうながす地道な活動が主である.あるNPOの人は言う.「国際協力は,ボーリングに似ている.強い玉を投げる必要はない.投げた球が,真に的を得たところにあたれば,次々とピンは倒れていく.」つまり,お金ではなく,本当に良い仕組みを作っていくことこそが力になるという意味である.

Bio-signal processing
  • KAMADA Mikio, BANDO Takehiko, and KUROIWA Yoshiyuki, “Bio-signal measurement and analysis of subjects viewing video contents”,Proceedings of the 2001 JMAC Conference, 2001, tokyo, 11-1~14.  * view this paper

生理信号,特に自律神経系の情報は,生体の状態を記述するパラメータとして有益である.本論文では,医学系プロジェクトで行った映像の影響とポケモン事件に加え,生体信号から人の感情に起因する情報をいかにして抽出するか,またそれをどのように応用するかを議論している.本研究の内容は,ソニー&トヨタのコンセプトカー:POD(東京モーターショウ2001)のベースとなった.

  • 黒岩義之, 日下部正宏, 鎌田幹夫, 山崎敏正, 上條憲一, 剣持聡久, 高頻度複合色覚刺激による視覚大脳誘発電位; 光感受性発作との関連, 臨床脳波2000年5月号(Vol.42 No.5)325-332.
  • 黒岩義之, 日下部正宏, 鎌田幹夫, 山崎敏正, 上條憲一, 剣持聡久, 視覚誘発電位(visual evoked potentials)の波形と頭皮上電位分布に関する実験結果, 平成9年度厚生科学特別研究, 光感受性発作に関する臨床研究, 1998.

所謂,ポケモン事件において緊急に召集された厚生科学特別研究班での研究成果

  • 鎌田幹夫,他,平成9年度通産省国際標準創成型研究開発事業「次世代メディア生体影響総合評価システム(自律神経系)」成果報告書, 1998.
meta-data processing

Semantic Scoreは,当時,ソニーに在籍していた高橋靖(現千葉工大教授)が,フライタークの演劇理論を映画等のコンテンツ分析に応用したものである.本研究において,ケータイを用いて,リアルタイムでのTV番組評価を行い,その有効性を示した.

  • 高橋靖, 柴田賀昭, 鎌田幹夫, 木村仁史, 複数視聴者によるコンテンツの定量的評価ための標準セマンティックスコア法, 映像情報メディア学会技術報告,2001,pp.55-59.
  • Y. Takahashi, Y. Shibata, M. Kamada and H. Kimura, The Semantic Score Method : A Tool for Quantitative Content Evaluation by Multiple Viewers, The International Conference on Media Futures / AEI, 2001, pp.275-278.
  • Y. Shibata, Y. Takahashi, M. Kamada, E. Osawa, H. Kimura and M. Miura, “Weight DS Extension for Affect-based Content Characterization”, coding of moving pictures and audio information, international organization for Standardization organization international de normalization, ISO/IEC JTC1/SC29/WG11, MPEG 99/M5481, 1999, Maui, USA. * view this paper
  • ISO/IEC 15938-8: Information Technology (国際標準規格文書, 2002)
    – Multimedia Content Description Interface
    – Part 8: Extraction and use of MPEG-7 descriptions pp.64-75 * view this paper

上記,生体信号による感情状態推定およびSemantic Score法を,メタ情報の国際規格(MPEG-7) に提案,採択されたもの.ソニー内の所謂アングラ研究の成果である.

material / devices
  • M. Kamada, “MOVPE-grown GaInAs, AlInAs and selectively doped AlInAs/GaInAs heterostructures: A review”, Current Topics in Crystal Growth Research, 1 (1994) 99-119.  * view this paper

学位論文のうち,material scienceの部分のみ投稿したもの.この分野唯一のreview paper.

  • Hideto Ishikawa, Mikio Kamada, Jiro Kasahara, Effect of AsH3 and PH3 mixed atmosphere on the sheet concentration of Si planar-doped AlInAs layers grown by MOCVD, Inst. Phys. Conf. Ser. No.129 (1992) 923-924 (Int. Symp. GaAs and Related Compounds, Karuizawa, 1992)
  • H. Ishikawa, S. Miwa, T. Maruyama and M. Kamada, “Saturation of Si atom concentration in Si planar-doped InP grown by metalorganic chemical vapor deposition”, Appl. Phys. Lett., 58 (1991) 851-853.
  • 鎌田幹夫、石川秀人、柴田浩正, セルフアラインWSiゲートAlInAs/GaInAs HIFET,1989年春季第36珂応用物理関係連合講演会(1989.4.1-4,千葉大学,2a-T-3)
  • 鎌田幹夫、石川秀人、金子邦雄, セルフアラインWゲートAlInAs/GaInAs HIFET, 1988年春季第35回応用物理関係連合講演会(1988.3.28-31,法政大学,30pZB12)
  • 鎌田幹夫、石川秀人, MOCVD GaInAs層の成長条件と結晶性,1988年秋季第49回応用物理関係連合講演会(1988.10.4-7,富山大学,7aV7)
  • 大山忠司,藤井研一,大塚穎三,鎌田幹夫,石川秀人, GaInAs-AlInAsヘテロ接合における二次元電子系の輸送現象, 1988, Abstracts of the Meeting of the Physical Society of Japan. Sectional Meeting, 6p-A2-6, Vol.1988, No.2(19880916) p. 165 * view this paper
  • M. Kamada, H. Ishikawa, M. Ikeda, Y. Mori and C. Kojima, “AlInAs/GaInAs HIFETs (Hetero-interface FETs) grown by normal pressure MOCVD using trimethylmetals”, Extended abstrats of the 18th Int.Conf. on Solid State Devices and Materials, Tokyo, (1986), 777-778.
  • M. Kamada, H. shikawa, M. Ikeda, Y. Mori and C. Kojima, “MOCVD growth of selectively doped AlInAs/GaInAs heterostructures and its application to HIFETs (Hetero-interface FETs)”, Electron. Lett. 22 (1986) 1147-1148.
  • M. Kamada, H. Ishikawa, M. Ikeda, Y. Mori and C. Kojima, “Selectively doped AlInAs/GaInAs heterostructures grown by MOCVD and their application to HIFETs (Hetero-interface FETs)”, Inst. Phys. Conf. Ser. No.83 (1986) 575-580 (Int. Symp. GaAs and Related Compounds, Las Vegas, USA).
  • 鎌田幹夫、鈴木俊治、平 健一、新井道夫, p型 GaAsに形成したn型 GaAs用Ohmic Alloy層の評価, 1985年春季第32回応用物理関係連合講演会(1985.3.29-4.1,青山学院大学,29p-Ⅹ-1)
  • 鎌田幹夫、鈴木俊治、森 芳文、中村文彦、新井道夫, HEMT Ohmic特性の結晶方位及びsheet resistance依存牲, 1985年春季第32回応用物理関係連合講演会(1985.3..29-4.1,青山学院大学,29pⅩ7)
  • 鎌田幹夫、鈴木俊治、森 芳文、中村文彦、新井道夫、藤井良昭、亀井正文, n+イオン注入を用いたself-aligned HEMT, 1985年秋季第46回応用物理関係連合講演会(1985.10.1-4,京都大学,1pB10)
  • M. Kamada, J. Kasahara, M. Dosen and M. Arai, “Carrier compensation of n-type GaAs by Boron implantation”, Proceedings of the 14th symposium on ion implantation and submicron fabrication, (1983) 37-38.
  • M.Kamada, J.Kasahara, M.Dosen and M.Arai, Carrier compensation of n-type GaAs by Boron Implantation, 第14回シンポジウム「イオン注入とサブミクロン加工」(1983.2.2-4,理研)
  • 毛利信男、鎌田幹夫, Pyrite型NiS_<2-x>Se_xの高圧金属相における電気抵抗, 日本物理学会1977年分科会(1977.10.5-8,山形大学,6pN18* view this paper
  • 鎌田幹夫、毛利信男、三井惟靖, 高圧下におけるPyrite型Ni(S1-xSex)2(x=0,.015,0.2)の電気抵抗, 日本物理学会1976年秋の分科会(1976.10.5-8,山形大学,10a-B-5 p. 69)* view this paper
  • 鎌田幹夫、毛利信男、三井惟靖, Pyrite型Ni(S1-xSex)2の高圧下における金属・絶縁体相図,日本物理学会1976年秋の分科会(1976.10.5-8,山形大学, 6pN19)* view this paper
Books etc.
  • ソニー中央研究所編(共著)「ソニー中央研究所・エレクトロニクスの最前線」三田出版会 ISBN:489583090X (1991) p.193-221. “化合物半導体と電子デバイス”
  • 第36回応用物理学関連講演会報告(共著) 1989
  • ヘルスケアにおける情報ネットワーク化の進展の調査研究報告書「在宅ヘルスケアビジネスのケア端末の将来像」に関する研究(共著, ’98 半導体産業研究所)